一茶一菓

日本茶インストラクター&フードコーディネーターとして「食生活でこころとからだを元気にしたい」という思いから活動しています。

宇治茶まつり①

宇治茶まつりとは、栄西禅師(ようさいぜんじ)、明恵上人(みょうえしょうにん)、千利休の3人の茶祖並びに 茶行先覚者の霊を祀り、併せて茶の史跡保存と宇治茶の振興を図るために、毎年10月 上旬に宇治橋周辺で行われる祭りです。2011年は60周年ということもあり、盛大に行なわれました。
以下、その時の様子になります。


宇治橋には、張り出した場所があり、これはかつて、橋の守り神である橋姫を祀っていた、「三の間」といわれています。
また、豊臣秀吉が、ここから茶の湯を汲ませたという逸話があるそうです。

お払いなどの儀式の後、このように、宇治橋「三の間」からシュロ縄につるした釣瓶(つるべ)で清水を汲み上げます。
これをいったん桶に移してから、竹筒に移します。
当時を想わせる衣装に身をつつんだ行列により、献茶の行われる右岸の興聖寺(こうしょうじ)に大切に運びます。

私も先回りして、興聖寺へ向かいました。その途中で、中の島の橋を渡っている行列が見えました。
今回はいつものコースと違い遠回りしていたそうです。