六波羅蜜寺、幽霊子育飴、建仁寺
今日は12時より建仁寺両足院にて、茶歌舞伎を予約していました。
ついでだったので、それまでにいろいろ行こうと思い、
まずは六波羅蜜寺へ。
何度かいってるんだけど、
もらわねばーと。
ついでに、
ここは空也上人が開基したところですが、
京都に疫病がはやったときに、お茶に梅と昆布を入れた大福茶を振舞って、
疫病がおさまったといういわれがあります。
それにちなんで、無病息災のお守りを売っていたので購入~。
五臓によいというひょうたんの形をしたもので、
手術したばかりの父にと思い・・。
(帰ってから渡したけど、身につけてほしかったのに、
それから、今年1月の都七福神めぐりで行きそびれた、
幽霊子育飴を売っているお店へ。
その前ものぞいただけで買ってなかったので、購入!
幽霊子育飴というのは、
慶長四年。夜な夜なこの店に飴を買いに来る女がいて、不審に思った店主がその女の後をつけていくと、墓場であった。赤子の鳴き声のする墓を掘り返してみると女の死体と一緒に生きている赤子が。
この赤子を助けた後は、女が飴を買いに来ることはなくなったとのこと。
いつしか誰ともなく、この飴を「幽霊子育飴」と言い始めたとの民間伝承からきています。
そして、ふらふらと建仁寺へ向かいます。
栄西は、中国(宗)から茶の種子を持ち帰り、
茶樹の栽培と喫茶の風習を「喫茶養生記」に著し、普及させた人です。
さらに、源実朝が二日酔いで苦しんでいたときに、茶を勧めて、
実朝がそれを飲んだところ、たちどころに不快が消えたという記事が「吾妻鏡」に残っています。
前に茶碑があったなーと思い、
あれをもう一度見たくてふらふら歩いていました。
桜もきれいっ。
建仁寺の中をゆっくり歩いたこともなかったので、
よい機会でした。
平成の茶苑というのもありました。
茶將来800年(平成3年)を記念して、
栄西禅師が修行していた地から茶の種子を持ち帰り、
植えて作ったのだそう。
先月のお茶の歴史講座にて、
寺社の中に茶園が残っていたりするといってたけど、
あったよー(笑)
ま、これはちゃんと育てているやつだけどね。
放置茶園が見て見たいな。
とくに禅師に詳しいわけではありませんが・・
反応したのは・・舞台「道元の冒険」を見たからw
「道元の冒険」は、禅師・道元の半生に、多彩な劇中歌やブラックユーモアなどを盛り込んだ、人間社会の“表と裏”を描く作品。原作井上ひさし、演出蜷川幸雄の舞台でした。
井上さん、先日亡くなりましたね・・。
そのこと含めて、ちょっと感慨深くなりました。
両足院のとなりには、「明星殿」というのがありました。
名前につられてふらり。
楽神廟と置くには書かれており、栄西の母が岡山の吉備津神社の末社である楽の社でお参りしたときに、夢に明星を見て、栄西禅師を授かったとのことで、祀られているのだそう。
智慧明瞭、学徳増進、記憶力増進の功徳があり、受験合格の菩薩として信仰を集めているとあったので、