一茶一菓

日本茶インストラクター&フードコーディネーターとして「食生活でこころとからだを元気にしたい」という思いから活動しています。

秋の特別拝観 圓徳院~織部の武家茶~


本日の圓徳院~。
目的は、特別拝観でも、庭でもなく・・織部武家茶w
でも特別拝観もよかったです。


秀吉好みの手水鉢とか、織部の直筆のお手紙とか・・
濃茶のことが書かれた書簡もあったんだけど、読めず。
一番最後に四つ頭茶会の文字がありました。


長谷川等伯の襖絵もいいけど、赤松燎画伯遺作の「白龍」は、なかなかよいです。新しい作品だけど、とってもきれい。
狩野派の龍などと違って、繊細で美しい。
赤松画伯が下絵をかいて、亡くなってしまって弟子が仕上げたという作品もあったけど・・こっちはあんまり好きじゃないかな。
作風違いすぎだろーって感じです。


国名勝指定の北庭も迫力です。
桃山時代のもので、小堀遠州が手を加えたそうです。
そしていよいよ武家茶。抹茶点てたあとの写真を忘れてました・・>.<
室内写真禁止ですが、ここだけ撮らせてもらいました。
でも、点てているところの撮影はちょっとずうずうしくできなかった~。
歴史講座での資料や写真で見せていただいたこの形式。
四つ頭茶会より女性的にしているそうで、お盆があったりしています。
テレビでも見たことはあるけれど・・
生で見ると一層、この不思議な形式に笑ってしまいます。
でもよい経験ができましたw


織部好みの茶室も見せていただきました。
織部焼きの道具がしつらえてあり、お軸は「満城流水香」とありました。
これ、禅語の一部なんですね。


「一夜落花雨 満城流水香」
美しい花を、叩いて落としてしまうほど雨が降った日がありました。
一夜明けたらすっかり 晴れて、雨が潤した街は花の香りで満ちていました。


それから、三面大黒天尊天。ここ、数珠巡礼のひとつだったので、かなりぶりにゲットw



そして、歌仙堂も。どこに歌が・・?と思ったら天井に!!
あ、圓徳院内も歌仙がいくつも飾られていました。


圓徳院の横の小道も素敵です。石塀小路へとつづいています。
ちらっと紅葉もみれてよかったです。