ホットプレートで製茶しよう
収穫したお茶の葉は、残念ながら、そのままではお湯を入れてもお茶にはなりません。
そこで、ホットプレートを使って、ご家庭でお茶を作ってみましょう。
お茶の葉は、摘んでからそのままにして置くと酸化して、茶色に変色してしまいます。
なので、蒸すことによりこの酸化を止めます。
摘んだ茶葉を、サランラップに包み、その日のうちに電子レンジで1分ほど蒸します。
これを冷蔵庫に入れて、冷やします。
ホットプレートに、この冷蔵していた葉をいれます。
温度を保温~150℃に調整して、お箸で軽く炒めます。
※写真は何度か繰り返したあとのものです。
しばらくしたら手で押しながら揉みます。
水分が出てきたらまた炒めて・・とひたすら1時間ほど繰り返します。
茎は、葉より時間がかかるので、分けておくとよいですね。
最後に乾燥させてできあがります。
葉が「ポキッ」「サクッ」と折れるようになればできあがりです。
煎茶というよりは、釜炒りっぽいお茶になります。
去年の体験を思い出しながら・・ちょっと自分流に。
よかったらご参考ください。
【用意するもの】
摘みたてのお茶の新芽(1回分50~100g)、サランラップ、ホットプレート、電子レンジ、キッチンペーパー、箸、ざる、フライパン
葉に虫がついていたり・・というのもあったので、そのまま使うには抵抗があり、さっと水洗い。
(製茶にはこのうち、半分を使用しました)
キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。
耐熱のお皿に入れて、サランラップでフタをし、レンジで1分加熱。
加熱が足りないと「青臭い香り」となり、加熱しすぎると「お芋を蒸したような香り」になります。
匂いをかいでみると、まだ青臭い香りがしました。
そこで、あともう15秒ほど加熱。
青臭い香りがやや残りつつ、お芋を蒸したような香りがしたので、ここでストップ。
これを「甘涼しい」香りというそうです。
荒冷ましして、手で触れるようになったら、両手の平で揉み、茶葉に含まれている水分を出します。
いわゆるホットプレートがないので、代わりにコーヒーを保温する用のホットプレートを使用しました。
これで加熱して、水分を飛ばします。
葉が固まっているので、解きながら、全体に熱が通るように広げながら行ないます。
温度調節はできませんが、じんわりと熱がお皿に伝わってきます。
この、揉む・加熱を交互に繰り返します。
※ホットプレート使用の場合は、保温~150℃に調整して、焦げないようにこまめにかき混ぜましょう。やけどをしないように気を付けてください。
最初はお茶の葉を、キッチンペーパーに取ってから、また再度揉んでいたのですが、
途中から、お皿もかなり熱くなったので、ホットプレートからおろしてしていました。
30分後、このくらいになりました。
こちらが50分後。
葉にやや粘り気が出て、手に葉がくっつくようになればOK。
使用したのが保温用ホットプレートで、いわゆる火入れをしていないので、
フライパンにキッチンペーパーを敷いて、その上に茶葉を乗せて炒めました。
お茶の香ばしい香りがして、葉が「サクッ」としてきたらOKです。
※ホットプレート使用の場合は、「保温」にして15~20分間そのままにしましょう。
ちょうど一煎分くらいになりました^^
このまま葉を食べてもおいしかったです。
急須に茶葉を入れ、50℃くらいのお湯で淹れると、甘味があっておいしいお茶になります。
3煎目まで頂いてから、最後は茶がらにポン酢をかけて、お召し上がりください。
自分でこうやって作るのも、楽しいし、愛着もわきますよ~。