美人祈願の神社 ~下鴨神社の摂社、河合神社~
下鴨神社は世界遺産のひとつでもあり、有名ですが、その摂社に河合神社があります。
ちょうど糺の森(ただすのもり)の入口の左手にあります。
この神社は、神武天皇の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祭神として祀っています。玉依姫命は、玉のように美しいことから美麗の神としても知られています。
本殿に近づいてみてください。
さらにアップすると、こんな感じで、人の顔が描かれたものが祀られています。
これも絵馬なんですよ。「鏡絵馬」といいます。
美麗祈願といって、日本古来の柄鏡の形をしている“鏡絵馬”に描かれた顔を自分の顔に見立て、
自分の化粧道具などで絵馬にお化粧をし、外見的な美しさだけでなく、内面的にも美しい真の日本女性となれます様に、とお祈りします。
せっかくなので、私も友人と描いてみました。
それぞれ個性が出ておもしろいですね。
もちろんこの後、本殿に奉納させていただきました。
ちなみに、余談ですが、絵馬の上に置いてある、黒いものは、
その前に上賀茂神社に行っていまして、そこの「八咫烏(やたがらす)のおみくじ」です。
こちらの神社は、「方丈記」の著者、鴨長明ゆかりの神社でもあります。
長明が晩年を過ごしたといわれる建物を再現した「方丈の庵」も展示されています。
下鴨神社公式HP
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/