一茶一菓

日本茶インストラクター&フードコーディネーターとして「食生活でこころとからだを元気にしたい」という思いから活動しています。

抗アレルギーに「べにふうき」

友人が、風邪気味の私に差し入れてくれた「べにふうきゼリー」。


べにふうきは、お茶の品種のひとつです。
お茶にはカテキンが含まれていることは、よく知られていますよね。
実はカテキンには4種類あります。

・EGCG(エピガロカテキンガレート) エステル型 苦味、渋み
・ECG(エピカテキンガレート)    エステル型 苦味、渋み
・EGC(エピガロカテキン)  遊離型 苦味
・EC(エピカテキン)   遊離型 苦味

こう聞くと、なんだか小難しいですよね[#IMAGE|S8#]


緑茶は、EGCGの量が最も多く、全カテキン量の約半分を占めます。
このエステル型カテキン(ECG,EGCG)には、抗アレルギー作用があることがわかっています。

さらに、メチル化カテキンと呼ばれるカテキンもあります。
このメチル化カテキンは、EGCGの2倍強の抗アレルギー活性を持ち、
べにふうき緑茶に特に多く含まれています。
EGCGよりも吸収率が高く、血中濃度が比較的長く維持されることが活性の強さに反映されていると考えられています。
べにふうきは、もともと紅茶用品種ですが、紅茶にするとその効能は失われてしまします。

抗アレルギー活性が倍あって、吸収もよく、維持も長いとあっては、
いうことなしですよね。


べにふうきの粉末緑茶がよく出回っていますので、こちらがおすすめです。
効率の良い摂り方は、カテキンは熱湯に溶けやすいので、熱湯で溶かしましょう。
私も風邪をひくとべにふうきを摂るようにしています。
もちろんお茶でうがいもしています。


ここ2年ほど風邪を引かなかったのですが、今年は負けてしまいました・・。
みなさんも体調管理にはお気を付け下さいませ。