お茶の歴史講座①
昨日は袋布向春園様主催のお茶の歴史講座に参加してきました。
講師は橋本素子先生。
本日のコースは、
—墨染「竹聲」さん
総勢11名の参加でした。
南座の前で集合しておりましたが、
最終公演だったようで、長蛇の列・・。
そこに混じって、こじんまりと円陣を組み、こっそり講座の説明w
四条河原の江戸時代の地図と資料を見ながら、
当時飲まれていたお茶についての講義。
この頃からすでに、川床もあったんですね~。
昔の地図を見ながら、今の道を歩くのは、
今まで受けた歴史講座でもあり、すごく楽しい。
花見小路を下がっていって建仁寺へ。
先日行った茶碑もそうですが、
あたり一面に茶の木がっ!! 茶垣がっ!!
これは気づかなかった・・というか、意識していないと見えていないものなんですね・・。
そして、先日見た「平成の茶園」に、覆いがしてありました。
本格的に作っているんですね~。
家に帰って、母に話をしたら、
「あー、知ってるわよ」といわれた・・。
これまたびっくり。言ってよー!
「茶の木わかるん??」と聞くと、
「だって、家にあったもの」
・・・初めて聞いたよ。
ちなみに母の実家は東京の豪徳寺。
祖父はもともと愛媛出身で、東大に進学のため上京。
その後戦争で愛媛に疎開し、戦後戻ったと聞いている。
ってことは、茶の木を植えたのは、戦後ってことよねー。
焼け野原だったでしょうから、当たり前だろうけど^^;
茶の木から、茶葉を取ったりしていたのか、母に聞いたけど、
当時小さいし、興味もなかったから知らないらしい。
花が好きな祖母が植えたのかなぁ・・。
また聞いてみたいと思います。
お昼は、花見小路の「OKU」
なんて素敵なところっ!
ここで、お料理が来るまで、講義。
次の八坂さんと知恩院さんのお話です。
お料理は、奥から、
・春野菜を山葵風味の土佐酢ジュレで和えたもの。
・さつま芋のすりながしにブロッコリーの葛寄せ。
・じゃがいも饅頭に梅の餡をかけたものに山菜の天婦羅。
・筍のひろうすと春野菜の煮もの。
これにご飯、じゃこ、お味噌汁、お漬物がついております。
どれも繊細で優しいお味でした。
お箸が折れそうなほど細くて、使うのにちょっとびびりました・・。
今度はカフェで来て見たいです。
知恩院さんにつくと、まっすぐおみやげやさんへ。
なんでここに??と思っていたら、
そこが昔「泰平亭」という茶屋だった場所!
うわー、それは知らなかった・・。
茶釜もでーんと置いてあるのに、スルーしていた私・・。
ここでも、1864年(元冶元年)の資料とイラストを見て比較。
『花洛名勝図会』には、御忌大会の参詣の帰りに、茶所「泰平亭」にてお茶を飲んで休息するひとびとの姿が描かれています。
そのイラストに描かれている茶釜がここにあるの!
すごいことです。
さらにすごいのが、この茶釜に年号が書かれているのを読むことができるます。それによれば、イラストよりさらに昔のものだそう。
この貴重な茶釜が、自由に触られるような場所に置かれているなんて・・。
ちなみにちょうど法然上人の御忌大会でしたので、
感慨深いです。
知恩院のお茶というペットボトルも購入しちゃいました。